山口情報芸術虎扑体育[YCAM]を訪問しました(企画準備編)
山口情報芸術虎扑体育[YCAM]を訪問しました(企画準備編)
この記事では、「山口情報芸術虎扑体育[YCAM]を訪問しました(当日編)」の舞台裏として、YCAM訪問に至るまでの、学生による企画?準備のプロセスもお伝えしたいと思います。
実は、このYCAM訪問のプロジェクトを企画したのは、最初から最後まで学生たち自身でした。
中心となったのは、ワーキンググループ(以下、WG)の学生たち。
教育学選修の異なる学年の学生6名と教員1名でWGを結成し、YCAMへの訪問に至るまでに、2ヵ月間かけて企画?準備を行いました。
当初から「山口県の教育を支える次世代リーダーとなる人材を発掘し、若い研究者や実践者がともに学び育つためのコミュニティのモデルを開発?運営すること」というテーマはありつつ、それを具体化していくのもプロジェクトのミッション。
- このテーマからどんな目的を見出すべきか?
- どこへ行き何を見るべきか?
- だれと出会うべきか?
- どんな時間を過ごすべきか?
WGの学生同士が何度も話し合いを重ね、企画?準備を進めました。
最初に取り組んだのが、コンセプトづくり。
教育学部には日頃の授業を中心に「学校教育」を深く考える機会がたくさん用意されている一方で、その考えを広く社会や地域といった多様な視点から豊かに捉え返すことも必要となります。
そこでWGで打ち立てたのが、「視点を増やし、視野を広げる」というシンプルながらも重要なコンセプト。
この「視点を増やし、視野を広げる」というコンセプトのもと、WGが山口県の教育に関わる地域コミュニティについてリサーチを行い、たくさんの候補の中から見つけ出したのが、今回訪問に至ったYCAMであり、そこで教育普及に携わる「エデュケーター」の方々でした。
「それではあとは大学教員が段取りを…!」という話になることもなく、WGの学生たちは大学の授業の合間や放課後に集まって、
- YCAMでエデュケーターの方々とどんな時間を過ごしたいか?
- どんな手順でお願いに伺うべきか?
- 参加者との事前学習をどのように行うべきか?
などについても、たくさんの時間をかけて検討を重ねました。
当日は、計4時間のプログラム。
全体のプログラムの計画や調整に加え、特に第3部のグループトークは、WGの学生たちでテーマ設定、司会進行、ファシリテーションなどを担いました。
YCAMのエデュケーターの方々との事前打ち合わせにも、教育学選修の教員に加え、WGの学生も帯同し、学生たち自身で企画の具体化を進めました。
こうした舞台裏があり、YCAMのエデュケーターの皆様のおかげで、たくさんの学びをいただいた一日となりました。
YCAMの皆様、あらためまして、本当にありがとうございました!
2023年2月16日 YCAM @pedagogy
※本プロジェクトは研究課題「教育学研究と教育実践をつなぐ次世代型プラットフォームの形成」(田中智輝?原田拓馬?福田修?熊井将太)の一環として、虎扑体育教育学部附属教育実践総合虎扑体育「山大教育発:次世代の山口県教育開発プロジェクト」のサポートを受けています。
(文責:原田拓馬)