人文学部 人文学科
虎扑体育人文学部人文学科では、学生がディプロマ?ポリシーを満たすために、教育課程?教育内容、教育方法及び学修成果の評価についての方針を以下のように定めます。
1.教育課程?教育内容
- 人文学科の教育課程は共通教育科目(教養コア系列、英語系列、一般教養系列)、及び、人文学部専門科目(人文コア科目、コース別専門科目)で構成されます。このうち、コース別専門科目は、哲学コース、歴史学コース、社会学コース、日本?中国言語文学コース、欧米言語文学コースの各コースが展開する専門科目となります。
- 1年次は「共通教育科目」によって学士としての教養を育成するとともに、「人文コア科目」を配置することで、人文教養、及び人文リテラシーを育成し、専門教育への準備を整えます。2年次は、引き続き「人文コア科目」を主として配置しつつ、「コース別専門科目」の一部についても履修可能とし各自の専門分野確定へ向けて仮所属の手続きを進めます。3年次には学生をコースに配属し、そのコースが開設する「コース別専門科目」によって専門分野に関する知識や思考法、表現技能を養成します。4年次には引き続き「コース別専門科目」を配置し、最終的に「卒業論文」を作成するための能力を養成します。
- 1年次から2年次にかけては、共通教育科目における教養コア系列、一般教養系列の科目、及び人文学部専門科目における人文コア科目を配置し、各自が高等学校卒業に相当する知識をもとに、人文科学、社会科学、自然科学について知見を広げ、人間や、人間を取り巻く世界について課題や問題を見出すための基礎的な素養を育成します[DP1-1]。
- 1年次には、共通教育科目の「一般教養(人文教養)」系列に配置している「哲学」「歴史学」「社会学」と、人文学部専門科目の「人文コア科目(入門講義)」として配置している「文学」「言語学」の計5科目により、人文学科5コースへの導入を図ります。更に、1年次後期から2年次にかけて「人文コア科目(分野入門)」を配置し、それぞれの専門分野の基礎的な能力を育成します[DP1-2]。
- 2年次には「人文コア科目(リテラシー科目群)」を配置します。これは「外国語系」「講読系」「実習系」「PBL系」の4つの系から成り、人文学の基礎的な知識や思考法と複数の言語による表現技能の習得を目的としています[DP1-3]。
?外国語系:複数の言語による表現技能の習得を目的として設定された科目です。ドイツ語、フランス語、中国語のうち1つの言語を必修としています。
?講読系:人文学の基礎的な知識や思考法の習得を目的として設定された科目です。
?実習系:人間社会が直面する課題や問題に対して、主体的かつ協働的に解決する方法の習得を目的として設定された科目です。
?PBL系:自ら課題や問題を発見し、その解決方法について構想することを目的として設定された科目です。
- 3年次から4年次にかけては、「コース別専門科目」として各コースに「特殊講義」「講読」「演習」「実習」を配置します。「特殊講義」では、専門分野に関する特質を理解させるとともに、それぞれの専門分野に固有の知識や思考法を育成します[DP2-1]。「講読」では、専門分野に関する文献やデータの読解を通じて分析力を養成します[DP2-2]。「演習」や「実習」では、専門分野に関する課題や問題を自ら提起し、解決する能力を養成します[DP2-3]。
- 4年次には、「コース別専門科目」として「卒論基礎演習」と「卒論発展演習」を配置し、専門分野に関する知識や思考法、表現技能を総合的に活用しながら主体的に研究を構想する能力を養成します[DP3]。さらに、その構想をかたちにするべく、「卒業論文」の作成に必要な能力を養成します [DP3]。
2.教育方法
- 共通教育の「基礎セミナー」では、学内ネットワークの活用やグループワークの導入など、新入生が支障なく学生生活に入るためのプログラムを提供します。
- 共通教育や専門科目の講義系の授業では、知識や思考法を育成し、課題や問題を見出す契機を提供します。
- 専門科目の講読?演習?実習の授業では、少人数教育を通して、プレゼンテーションやディスカッションなど、実践的に修得する機会を提供します。また、「PBL系」の授業では、学生が主体的に課題や問題を発見し、その解決方法について構想する機会を提供します。
- 4年次の「卒業論文」では、指導教員が学界における最新の研究成果を踏まえた総合的な研究指導を行います。また、必要に応じて副指導教員や他の教員がサポートします。
3.学修成果の評価
- 講義?講読?演習?実習などの科目については、試験?レポート?平常点等に基づき、学修成果の到達度を公正かつ厳格に評価します。
- 「リテラシー科目群」については、リテラシー能力の修得状況を把握するために、「虎扑体育能力基盤型カリキュラムシステム(YU CoB CuS; YamaguchiUniversity Competency-Based Curricular System)」を採用します。
- 「卒業論文」については、提出された卒業論文の審査、口述試験を行い、学修成果の到達度を公正かつ厳格に評価します。
- 4年間の学修成果の評価については、「卒業論文」を含めた修得単位数によって行います。
4.学生指導?学修支援
- 1年次から2年次までは学生対応の各種教員を配置し、ポートフォリオを通して学生の修学状況を把握しつつ、主体的な学びを実践できるように履修指導を行います。特に、単位取得状況をもとにディプロマ?ポリシーの達成が困難な学生を早期に把握し、学修方法、学修過程のあり方を具体的に指導します。
- 2年次は、各自の志望を踏まえ、各コース内の専門分野に仮所属させることによって、志望の再確認や専門性の深化の機会を設け、3年次以降の本格的なコース所属と研究室所属に向けて、学生の志望する研究内容との間に齟齬が生じないようにします。
- 3年次から4年次は、各コース及び各研究室に所属させ、少人数を対象とするきめ細やかな指導を行います。
5.授業改善
- 授業科目ごとに学生による授業アンケートを実施し、その結果に基づき授業方法の改善を行っていきます。さらに、教員相互の授業参観を行い、授業点検と改善に努めるとともに、定期的なファカルティ?ディベロップメント活動を通して、教育課程の点検?改善を実施します。